飲食するヘルシー
Healthy Item 2025

はじめに

食を健康から広くとらえます。
食での健康意識、健康を意識した食品、食品食材に
含まれる成分や素材に対する意向などをみます。

気になる健康指標、期待効果

<健康インデックス><効能効果>
健康に対する意識を明らかにします。
ふだん気にしている健康の測定診断についての事項・指標です。
そして、健康食品・サプリメントに期待する健康への
効能効果を明らかにします。

健康のための食品・飲料、成分・素材

<ヘルシーコンシャス食品>
健康を意識して摂っている食品・食材を
“ヘルシーコンシャス食品”と呼びます。
ふだんの食事や間食で食べている食品に対する
健康意識の実際を明らかにします。

<ヘルシーアイテム>
健康食品やサプリメントの成分・素材について、
認知、摂取、摂取意向を明らかにします。
ここでは成分・素材の摂取意向を明らかにします。

時系列データでみるトレンド

調査は2006年から行ってきました。今回が19年目です。
今回は、2009年~2024年の16年間のデータの
時系列分析を行い、ヘルシーコンシャス食品、ヘルシーアイテム、
気にしている健康インデックスのトレンドを明らかにします。

<気にしている健康インデックス>
健康に関する診断や測定項目や健康の指標・言葉

健康に関する診断測定項目、健康の指標・言葉について
気にしているかどうかを調査しました。

〈腸内環境〉がトップに

気にしている健康インデックスの1位は「腸内環境」です。
2位「ストレス」「疲れやすさ」、4位「睡眠」、5位「視力」と続きます。

1位の「腸内環境」は2009年は28位でしたが、
着実に順位アップして2024年はトップになりました。

〈ストレス〉〈睡眠〉がアップ

このほかに、「ストレス」は2014年9位から2024年2にアップ、
「睡眠」も2009年20位から今回は4位へと長期的に大きく順位アップしています。

〈肌のハリ〉〈肌年齢〉も中下位からアップ

2014年以降、さらにその下からアップしてきているのは〈美容・美肌〉に関する項目。
「肌のハリ」は2014年30位から2024年19位に、
「肌年齢」は2014年27位から2024年20位へと順位アップです。

〈体脂肪〉〈コレステロール〉〈メタボリックシンドローム〉がダウン

2009年から長期的に順位がダウンしているのは、
「体脂肪」「コレステロール」「メタボリックシンドローム」「皮下脂肪」です。
2014年以降は、「体重」「中性脂肪」「血圧」も順位ダウンです。

「体脂肪」は2009年トップでしたが2024年9位に、
「コレステロール」は2009年6位でしたが2024年16位に、
「メタボリックシンドローム」は2009年17位でしたが2024年30位に、
「皮下脂肪」は2009年18位でしたが2024年25位に、
「体重」は2014年トップでしたが2024年6位に、
「中性脂肪」は2014年8位でしたが2024年17位へといずれもダウンしています。

体重やコレステロール、広く〈生活習慣病〉に関する指標項目は総じてダウントレンドにあります。

気にしている健康インデックス トップ20の変化

<ヘルシーコンシャス食品>
健康を意識して飲食している食品・食材

健康を意識して摂っているヘルシーコンシャス食品、
生鮮食品や加工食品、飲料を調査しました。

「ヨーグルト」「納豆」は不動のトップ2

ヘルシーコンシャス食品の1位2位は、「ヨーグルト」「納豆」です。
この2品目は不動のトップ2で、2009年以降、2014年、2019年、
そして2024年の今回もトップを維持しています。

順位アップした「たまご」「豆腐」「木綿豆腐」「バナナ」

3位は「たまご」、4位は「豆腐」、5位は「牛乳」です。

「たまご」は2014年は19位でしたが、その後、順位が急アップ。
2019年は4位、そして今回は3位へと大きく順位アップしました。
「豆腐」は2009年の21位から2024年は4位に、
「木綿豆腐」は2019年の30位から2024年は17位にアップ。
2位「納豆」を含め、〈豆・大豆加工〉系の多くがアップトレンドです。

〈野菜〉は総じてダウントレンド

〈野菜〉は総じてダウン傾向です。
とくに「キャベツ」「にんにく」は2009年から長期的に順位ダウンしています。
「緑黄色野菜」とそれに属する野菜も2014年をピークにダウントレンドでしたが、
その中で「ほうれん草」は今回はアップとなりました。

アップからダウンに転じた「チーズ」「豚肉」

「チーズ」「豚肉」は2019年までアップトレンドでしたが、今回はダウンです。

ヘルシーコンシャス食品 トップ20の変化

<ヘルシーアイテム>
健康食品やサプリメントなどでとりたい成分・素材

健康食品やサプリメントなどでとりたい成分・素材を調査しました。

1位「ビタミンC」、2位「乳酸菌」

ヘルシーアイテムの1位は「ビタミンC」、2位「乳酸菌」です。
「ビタミンC」は2009年からずっと2位を維持してきましたが、2024年はトップになりました。
「乳酸菌」は2009年の12位から2014年に急アップ、2019年までトップを維持していましたが、
2024年は「ビタミンC]に続く2位です。

「鉄」「DHA」「アミノ酸」が順位アップ

2009年から着実に順位アップしているのは「鉄」「DHA」「アミノ酸」です。
「鉄」は2009年7位から2024年は3位に、
「DHA」は2009年13位から2024年は8位に、
「アミノ酸」は2009年20位から2024年は13位に、順位アップです。

中下位から「ビタミンD」「ビタミンB1」がアップ、ビタミン系はアップトレンド

中下位からは「ビタミンD」「ビタミンB1」「GABA」「ルテイン」が順位アップ。
「ビタミンD」は2014年34位から2024年10位に、
「ビタミンB1」は2014年45位から今回は15位へと、大きく順位アップ。
さらに下位からは「ビタミンB12」「ビタミンA」なども上がってきていて、
トップ「ビタミンC」をはじめとしたビタミン系成分は総じてアップトレンドです。

「コラーゲン」「コエンザイムQ10」「ブルーベリーエキス」はダウントレンド

長期的にダウントレンドとなっているのが、
「コラーゲン」「コエンザイムQ10」「ヒアルロン酸」の美容系成分です。
「ブルーベリーエキス」「青汁」「ビフィズス菌」もここ数年、順をおとしてきています。

2位「乳酸菌」をはじめとした乳酸菌系成分は、
中下位でも「ビフィズス菌」 「ガセリ菌」がダウンするなど、
上位は維持しつつも、ピークアウトの兆しです。

ヘルシーアイテム意向 トップ20の変化

調査概要

調査の方法

調査方法 インターネット調査
対象者 20-79歳の一般男女
サンプル数 1200人
調査期間 2024年12月13日~19日
調査地域 全国
調査した
項目
ヘルシーコンシャス食品211品目
ヘルシーアイテム216項目
効能効果76項目、健康インデックス147項目

対象者の構成

対象者20-79歳男女を性別年齢で次にように均等に割り付けた

商品仕様

報告書 1冊(147頁)
データCD 1枚

<データCD内容>
報告書PDF
クロス集計表(エクセル)
時系列データ(エクセル)
価格 110,000円(消費税込)

報告書目次

飲食するヘルシー
Healty Item 2025